冬の街路、冷たい風の中、その歌声に足を止める

歌が聞こえてくる。
冬の街路、冷たい風の中、その歌声に足を止める。

ミュージックショップの店頭。
ブラウン管の向こうで彼女は歌う。

俺はこちら側で、それを静かに観ている。
大学からの帰り道、冬の風に吹かれて、いつまでも立ち続けて…。

…俺の日常は、こんな風に、いつも平凡で。
ただ一つだけ普通とは違っていること。

彼女のデビュー後も、二人の関係は変わることなく続いてきた。

少なくとも、これまでは。

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