ITパスポート試験は、決して難易度が高いわけではありません。

ITパスポートの難易度・合格率

ITパスポート試験は、「ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」と定義されており、数ある情報処理技術者試験の中でも入門として位置付けられているため、決して難易度が高いわけではありません。

だからといって、何も勉強せずに合格できるという甘い試験内容ではないため、あらかじめ勉強方法を決めたうえで、試験までのスケジュールを立てるといった計画性が大事です。 ここでは、ITパスポート試験の合格率から見る難易度と、効率的な勉強法について説明していきます。

ITパスポート試験は年々受験者数が増加しており、令和4年度には年間で約23万人あまりが受験しています。また、随時受験を受け付けているため、月ごとに合計者数が集計されていますが、令和4年で見た場合、合格率は軒並み50%以上となっており、他の資格試験と比較して、そこまで難易度が高くない印象です。

なお、令和4年の社会人と学生の応募者比率は、ほぼ8:2ですが、合格率は社会人が48.7%、学生が46.7%で、社会人の方が合格率がやや高くなっています。

また、令和4年度における社会人の合格率は、IT系(ソフトウェア・情報処理サービス業)が54.0%に対して非IT系が55.1%と、必ずしもIT系の企業に勤めているから有利というわけでもなさそうです。